リモートデスクトップ

事情があって　リモートでカスタマイズを頼んだ。この場に居ない人が　遠隔から　私のＰＣを動かすのだ。名前は知っていたが、自分の意思とは　無関係に　マウスが動いてファイルを開き　次々設定を変えていく動作を目の当たりにしたのは　初めてだった。セキュリティを強化しすぎたのか　ＦＴＰサーバーに入れなくなったり　まぁ使いづらくなってしまったのが原因。しかしかなり　恥ずかしい。「お気に入り」にずらっと並ぶ妙なサイトの名称だとか　デスクトップに貼り付けてある　好きなスターの写真だとか・・・。私は　一旦電話を切り　笑われそうなものは　隠してしまおうと思ったが　相手は、仕事。悠長なオバサンの願い事を聞き入れてる場合じゃない感じ。ＰＣを使い慣れていないオバサンには、手っ取り早い対処法だと判断したのだろう。折角言ってくださる申し入れにその場でＯＫした。

鮮やかなマウスさばきに圧倒されていると、

うっ！！！！！

優しくて正直で　ちょっと男.......
じゃーいっしょにいく
おかえりなさい
優しいね。。
ギュ。　etc

ＦＴＰのソフトを　開いた途端　なにやら匂いそうな　文字列がづら〜り。

ＦＴＰソフトのファイルは、何故だか　そんなファイルを開いていた。

なにこれ？何の文字列？っつーか何のファイルだよぉ。冷や汗タラ〜リ。

何故　こんなものが　私のＰＣに・・・・考えあぐねた結果、解った！このファイルは、友人から　預かったもの。友達のご主人が不倫相手と携帯メールでやり取りをしていたものなんです。友人が見つけて　保存したものの紛失したら困ると言うので　証拠として保管して欲しいと言われて　Ｄドライブに保存したものだった。いやぁ　改めてタイトルだけ読んでも　不倫臭さプンプン。しかも　ギュってなんだよ。何かの暗号？あたしじゃないですから！きっぱり！

うへぇ　だけど　この文字列を見られたことは確か。こんな場合どう弁解したらよいのかも　思いつかない。これは　私のじゃありませんよ！あづかったものです！と言いたい所だが　余計変。黙るしかない。時間は、流れ　設定は終了しました。

「このオバハン良い年して不倫かよ〜」とか　絶対思ってるにちがいないぞ。くそ〜