桃太郎の宿敵の鬼って・・・
神は、ノアとその子らを祝福し 彼らに言われた。
生きて動いているものは、みな きみたちの食糧に
して宜しい。
ノア一族は、漂着した高地で それまでの空腹を満たすため 神の言葉に従い 生きて動くものは、次々と捕獲し食べたのである。ところが 物語は、ここで終わらない。この残虐なノアの行為を風の噂で耳にしたある勇敢な少年が、鬼退治をかってでる。彼が 長旅の末にたどり着いた場所では ノア一族が先住民を脅かしていた。これが 桃太郎の伝説であり ノア鬼族説であるという仮説。(桃太郎だってモーセっぽいぞ。)
鯨 統一郎 新・世界七不思議
- 作者: 鯨統一郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2005/02/24
- メディア: 文庫
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目次
・アトランティス大陸の不思議
・ストーンヘンジの不思議
・ピラミッドの不思議
・ノアの方舟の不思議
・始皇帝の不思議
・ナスカの地上絵の不思議
・モアイの不思議
先日の飲み会でのこと。理数系の友人に 911陰謀説(ルースチェンジの主に自由落下)を振ったら 宗教哲学辺りから 段々と旧約聖書やら神話やらに話が展開するではないか。長年付き合ってきた私としては、この意外性に驚かされてしまったが そんな友人が薦めてくれた本が、同、鯨 統一郎の『邪馬台国はどこですか?』だった。
数日前 Amazonで見つけ 一円也で つい買ってしまったのは、同著者『新世界七不思議』 これが思いのほか痛快で面白い。目からウロコとは このことだ。登場人物は、わずか4人 場所は、場末のスリーバレーと言う奇妙な名前のバー、松永と名乗る うだつのあがらなさそうなバーテンダーと美人だがヒステリックな歴史研究家の静香 静香が連れてくる立派な肩書きを持つ客、そして怪しげな雑誌ライターの宮田が酒と肴をパクつきながら 歴史的な謎を解明してゆく。と言っても 静香は、怒鳴って宮田を罵倒するだけで 毎回 宮田が 謎を解き明かすのである。
ブレア・ウィッチ・プロジェクトをサクっと「ドクターモローの島」と仮説するのと同じくらい突飛で ある意味こじつけとも言えるが、飄々としながらも宮田の洞察力と推理力は、なるほどと頷いてしまうほどだ。短編を読み終わるたびに 私の中に長年溜まった靄が一気に吹っ飛ぶ感じだ。この秋からの月9新ドラマ「ガリレオ」も そのタイトル通り 心霊現象を科学的に解明する東野 圭吾著小説『探偵ガリレオ』のドラマ化だが、新世界七不思議も いづれドラマ化するだろう・・・・して、お願い。宮田は、竹ノ内豊か阿部寛で♪
- 作者: 鯨統一郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1998/05/24
- メディア: 文庫
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おまけ(911陰謀説を全て信じてるワケじゃないけれどね♪)
Loose Change Final Cut公式サイト
http://www.loosechange911.com/
Loose Change
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