emu-maharis2007-07-13

再生医療



今週の『たけしの本当は怖い家庭の医学』は、切らない美容整形の特集だった。切ったり貼ったりせず 皴やシミが取れるならと興味をそそられ見入っていると 皴を消し たるみをとる 「多血小板療法」とされる方法を目にした。ほぼリスクのない自己の血液から血小板だけを取り出し 皴に直接注入する事で 血小板の性質を利用し皮膚再生を促し 皴を消すと言う画期的な「切らない美容整形方法」だった。


■私に治せない肌のトラブルはない
Drとねがわのサイト


血液中の血小板は 傷口にふたをし なおかつ皮膚を再生する力を持つ。皮膚再生が可能なら 骨や軟骨も再生できるのではないだろうかとふと思った。現在、高齢者の女性の半数以上が 膝痛で悩んでいるという。こんな私も 知らずに酷使した右ひざが痛み 寝たきり老人と化してしまうときが 多々ある。大切に扱ったとしても 時々襲われる痛みと死ぬまで関るのは いやなこった。


個人差もあるが 市販の健康食品は、(コンドロイチン・グルコサミン)高い割りに効果は見られない。医者曰く「サプリなんてものは マウスが 狭い檻の中で静止した状態で僅かな効果がでるんであって 動き回る人間に効くわけがない」との事。更には、・・・・「何らかの鎮痛効果のある薬剤が含まれているから 痛みが消失しているだけ。」と断言。


じぇあセンセ、関節痛の根本的な原因を取り除く方法をあみだしてくださいよぉ。と懇願したら まるで そんなものは ありえないとばかり はっはっはっと 高笑いした。


今のところ、筋力を高めるか バイオ成分のヒアルロンサンを局所に直接注入し潤滑剤を補う方法が主流だが 注入時の痛みと感染症 また長期的持続力はなく 根本的改善には繋がっていないらしい。まして痛い足を酷使し筋力をつけるなんて 至難の業。


しかし、この血小板を利用した軟骨再生なら 如何なものだろう?自己の免疫の低下が見られる特殊な患者は別として 物理的に磨り減った軟骨再生においては 効果が期待されるのではないだろうか?但し 血中の血小板の数は、限られている。寿命も極端に短い。私は 子供の頃 血小板減少症紫斑病の疑いがあったので 血小板については、つい 反応してしまう。たしか2000年初頭に トレハロースを用い瞬間凍結冷凍に成功はしているものの 自己の血小板に限って安全に使用できるのであって その辺りがネック。


ほんでもって 調べてみたら ほらぁ あったじゃないの。痛みを抱える人たちにも 希望を与えてよね。


日々医学は進歩しているんだな。先日 近所の医者を受診し 治療に温浴効果だとか低周波治療だとか 2000年前にプリニウスが記したシップ薬なんてもので しのいだが 私が実験台になっても良い。一刻も早く完成させておくれよ〜。痛いっちゅーねん!


今日も これから仕事 あの広い店内を駆け回るんだ。辞めるしかないのかな?