独りランチ

emu-maharis2007-02-26

お仕事に行くと どうしたってお昼ご飯を食べなくては いけなくなる。食べなくても良いのだけれど 休憩時間は、座っていたい。できたら眠りたいがそうは行かない。そこで遠い休憩室に足を運ぶか 近くのティールームやレストランで 独りランチをする事になる。ところが 私、何故かひとりで お茶をする事はおろかレストランで食事をすることほど嫌いなことはない。今まで どんなにお腹がすいても どんなに喉が渇こうとも ほぼひとりで食べ物やに入ることはなかった。


食べものでは、こぼす、たれる、噛み切れない等のトラウマがある。そんな時 誰かが一緒なら 必ずフォローしてくれるのだが ひとりだと他人の冷たい視線がずさずさっと刺さるのみ。


冒頭にも書いたが 何時間も立ちっぱなしで居ると この足が休息を要求する。たいしてお腹がすいているわけではないが、昼時にお茶だけというわけには行かず、仕方ないので ランチを頼む。ようやくそれに慣れた。


しかし今日のランチは、参った。ローストビーフ・サンドを注文したら 中身が溢れんばかり。いやぁ・・・これをどうやって口に入れたら良いのだろうか?絶対にこぼれる事、間違いなし。恐る恐る中身を覗くと 新鮮なレタスが何層にも立体的に挟まり マスタードソースが、大きなローストビーフを隠さんばかりに たんまりとかかっている。しかも 二センチ弱に細かく切られたオニオンがどっさり乗っているではないか。


暫く ローストビーフサンドと睨めっこしていたが このまま一口も食べないのも妙、思い切ってガブリと食らいついた。とたんにマスタードソースが、流れ落ちセーターを黄色く着色。濡れティッシュで拭っていると 今度は オニオンがポロポロと零れ落ちてきた。


あーーもう収拾がつかない。ランチ放棄。こうして また私は、独りランチのトラウマに陥るのだった。明日からどうしよう・・・。