柳眉

柳の葉のように　しなやかな線を描く眉の事を　柳眉（「やなぎまゆ」じゃないよ。リュウビって読む）といい昔昔は、美人の条件の一つだった。こんな眉の持ち主は、男運も最高で　玉の輿運でもあった。

少し前まで　薄眉っつーか点眉っつーか千切れ眉っつーかほそ〜いのが流行ってた。細い眉は、ほりを深くみせ目が大きく見える。７０年代のファッション雑誌を飾る外人モデルは、皆一様に糸の様な細眉だった。ところが　それをいち早く取り入れたのが　所謂女番（スケバン）スタイルの女子高生だったので　眉剃＝不良のレッテルが貼られた。１５年ほど前は、極太一直線。その頃の自分の写真を見ると　正月の福笑いそのもの。これは、いただけなかった。カラオケで古めの歌を入力すると　未だに極太一直線眉の女性が、憂い顔で登場し時代を感じさせる。

わたしは、眉の流行を追うのが最も苦手だった。勿論今でもだが、不器用な上　実際の眉毛は、父譲りの男らしく凛々しい眉。おまけに眉間で繋がっていた・・・。こんな眉毛を祖母だけはいつも褒めてくれてたが　やっぱり女心　細くかっこいい流行眉に憧れる訳で　お風呂にかみそりを持ち込み　左右対称に仕上げるのに悪戦苦闘。ジョリジョリしているうちに　両眉とも全部剃り落としてしまう始末。

眉のトリートメントサロン「クレディア　ワールドワイド」が実施したアンケートで、松嶋菜々子の眉が男女双方から人気を集めナンバーワンの座に輝いた。
http://aramahosi.cocolog-nifty.com/asaborake/2006/11/post_9877.html

松島奈々子の写真がほとんど見つからなかったので　眉の形は、はっきりしないが確かに美しい眉の形である。最近は、睫毛のエクステンション（睫毛のピンポイント増毛）やネイルケア、眉もプロの手でという傾向にある。技術の程度や美的センスにもよるが、やっぱり対価を支払っただけの価値はある。年に二、三回　ここぞという時には、こんな贅沢もよいかも知れない。

追伸；プロピア様　その技術を女性の睫毛、眉毛にも！と切に願います。