芸術の秋

emu-maharis2006-10-14

陶芸と言うと思い浮かべてしまうのが デミー・ムーアの『ゴースト・ニューヨークの幻』でのロマエロチックなあのシーン。何年前になるのだろうか?レンタルビデオをわざわざダビングして何度も見た憶えがある。

強盗に襲われ命を落とした男は、幽霊となって
恋人の側に現れるが、彼女には彼が見えない。
自分を殺した強盗が彼女にも迫っている。
男は、死んでも彼女を守ろうと 
自分の声を聞く事の出来る霊媒師の力を借り
彼女に危険を知らせようとするが・・・


先日、情報誌のコラムを読んでいて 「時間があったら 何をしたいか?」との質問に「陶芸をやりたい」と答えた男性が多いことに驚いた。土と男・・・少年の頃の粘土遊びの感触が忘れられないのだろうか?或いは、始祖アダムが命を吹き込まれる前 粘土人形だった潜在的記憶が呼び覚まされるからだろうか?男性は土がお好きなようだ。あのひんやりとした土の感触と無心になれる土こねは、癒しの効果もある。都会の喧騒をしばしわすれ 陶芸でスロウライフ、贅沢なひとときだ。世界にたった一つ、自分の作ったカップで旨い珈琲を飲む。おぉ!なんてセクシーなんだろう!


玩具大手のタカラトミーは9月28日、陶芸入門セット「ろくろ倶楽部」を発売。小型の電動ろくろなどの焼き物の製作に必要な用品をパックにし 家庭用オーブンレンジで焼成可能な陶芸セットでろくろ体験。電動のろくろ台は幅23センチ、高さ15センチ、奥行き23センチ。セットに付属する専用の土1キログラムで200ミリリットル程度のコップが3つ作れるという。器の形を整えたり土を切り離すのに使う「弓」、「へら」などの道具や、防水やつや出しのための上薬もそろえた。価格は1万500円。年間50万個の売り上げを目指す。 温度設定のできる家庭用のオーブンレンジで乾燥・本焼きができる。適切な温度や加熱時間については、取扱説明書があり初心者でも安心して楽しめるという。全国の雑貨店や通信販売で取り扱う。


1、充分に練った専用土をろくろの回転台に置き、ろくろを回転させながら円柱を作る。
2、円柱ができたら、親指を使って中心に穴を開け、カタチを整える。
3、器の口になる部分のでこぼこを付属の「弓」を使ってキレイに切り落とす。
4、まっすぐに切り落とせるように、本体に支柱をセットし「弓」を固定する。
5、平らになった切り口を、親指と人差し指で滑らかに整える。
6、ろくろを止め、「しっぴき」を使って回転台から作品を切り離す。
7、しっぴき(糸)が回転台と平行になるようにピンと張った状態で手前にひいて切り離す。
8、回転台からはずし乾燥させる。
9、半渇きの状態で、厚みが均一になるよう削り作業を行い2回目の乾燥を行う。
10、完全に水分をとばすためには、自然乾燥だと3〜5日
時間に余裕がない場合は、120℃に設定したオーブンレンジで20〜30分焼成
1〜2時間かけて冷まし完全に乾燥したら、130℃に設定したオーブンレンジで
30〜40分本焼きし、そのまま1〜2時間冷まして完成。

ろくろ倶楽部 10,500円(税込価格)で、平成18年9月28日より発売