流した涙を思い出してた。掌に乗るくらいのほんの僅かな思い出。 あの夜、生意気なあいつが 耳を澄ませとばかり 人差し指を上に向けると 静まり返った店に 微かにサウダージが流れてた。歌ってとせがんで もう三十分あいつの時間を独占した。 皮肉にも あの…
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