ピーナツ・アレルギー

emu-maharis2006-10-19

ピーナッツ、またの名を「南京豆」 殻付きのものもあり、落花生とも言う。この豆のアレルギーで毎年150人に上る死者が出ていると言うのだ。わたしも かつてピーナッツ・アレルギーだった。全身に発疹がでて治まらない痒みでついに入院。ナッツ類は、全面禁止になった。体重と摂取量の問題だったのだろうか?元々ナッツ類が好物で お皿に乗っている分は、平らげるまで手が止まらないほどだった。子どもが 豆類を大量摂取すれば 栄養を通り越して毒になる。


映画『ダヴィンチ・コード』では、口封じのピーナッツ殺人が行われ ハリソン・フォードの『ファイヤー・ウォール』でも 犯人が差し出すピーナッツバター入りクッキーで我が子の死の恐怖に怯える。このように映画の中でも 「死」に直結するアイテムとして登場してしまうナッツ類のアレルギーは 現在アメリカで深刻な問題になっているようだ。


ニュージャージーのとある町では、生徒のお弁当に ピーナッツ・バターの使用を禁止し ウィスコンシンの小学校では、学食からピーナッツ・バターサンドが消えた。ピーナッツバターで汚れたテーブルは、消毒し 直ちに手洗いをさせるほど いまやピーナッツ・バターは、まるで細菌のように扱われている。


しかし連邦政府の原因調査で ピーナッツ・バターで死に至る事が 全くの出鱈目である事が判明。医師団は、親がアレルギーに対して神経過敏になりすぎた結果 アレルギー源から子どもを隔離することで 免疫が無くなってしまうからだと指摘している。ピーナッツ・アレルギーの恐怖を駆り立てたのは、マスコミとネットで繰り返し報道された死亡率であったようだ。とは言え ピーナッツ・アレルギー自体がない訳ではない。蕁麻疹がでたり呼吸が苦しくなるようなら 無理して食べる必要もない食物であると言える。


ピーナッツの栄養素(100g当り)
カルシウム50mg
ビタミンE12.2mg
ビタミンB10.85mg
食物繊維2.9g


不飽和脂肪酸であるオレイン酸リノール酸が含まれ コレステロールを抑制し肥満の防止に役立ち ビフィズス菌を増やすオリゴ糖 血糖値の上昇を抑える働きもある。「抗酸化ビタミン」「若返りビタミン」とも呼ばれるビタミンEが豊富で、美肌効果や老化防止に働く。アルコールの代謝促進に効果的な働きをするナイアシンなど、ビタミン類も豊富。